双極性障害は治らないんだよ。
双極性障害は完治しない。
前日に続き父の話である。
父が「理奈子の病気が治りますように」と言った。
母は「治らないんだってば!」と言った。
「そうだね。寛解っていうのはあるけど、完治はないかな」と私は言った。
母が「何も理奈子の病気のこと分かってないね。もっと勉強して。」とまくしたてた。
父は黙っていた。
父は私の病気についてよく分かっていない。
母はずっと私の面倒をみてきた。だから両者の認識に差があってもしかたない。
私のことで言い争ってほしくない。その場を丸く収めたかった。
父と母が言い争っていると、私は内心はらはらしている。時には二人の仲を取り持つようなことを言ってしまう。他人が喧嘩をしていると人一倍敏感に反応してしまう方だと思う。自分に関係のないことでも、言い争う声を聞くとなぜか自分が傷ついている。
そして自分で「寛解はあるけど完治はない。」と言ったことで二重に傷ついていた。
去年の春頃から調子が良かったので寛解した気になっていた。
それどころか完治したとも思ったいたのかもしれない。
良くなって、また悪くなったことで寛解の難しさを再認識した。
「理奈子はこの病気と一生付き合っていかないといけないんだよ。」と母が言った言葉が悲しかった。
完治する病気だったら良かったのに。
一生なんて付き合いたくない。
あと何十年生きるか分からないけれど波の底が来るたびに苦しまないといけないと考えるとやりきれない思いになった。
認知の歪み
もともとあった「認知の歪み」が精神病をわずらうことでさらに悪くなることはあると思う。
私も例外ではない。認知が歪みまくりである。
認知のゆがみを治そうとしたこともあった。
ネットで検索して、治し方を探して実践した。
頭がパンクしてやめてしまった。
無気力で何をやることもできない頭だ。
これも多分、考え方を変える積み重ねをずっと継続するしかないのか。
しんどいね。